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第三十一話 閉ざされた朝

Penulis: 白蛇
last update Tanggal publikasi: 2026-08-10 17:02:28

 冷たい朝の光が射し込むリビングのソファで、凜りんは一人、抜け殻のように座り込んでいた。

 一睡もできず、頭の中は泥のように濁っている。

 時計をちらと見ると、もう理玖りくが起きてくる時間だった。

 大雅からのメッセージを見直す。もう何度目か分からない。

 結局、一晩大雅のことを考えても、何一つ答えは見い出せなかった。

 長い溜息ためいきを吐つく。

 結婚指輪は箱に仕舞しまったままだが、指先には白金プラチナの指輪が朝陽を鈍く反射していた。

 寝室の方から静かな足音が近付き、凜はびくりと肩を震わせた。

 振り返ると、すでにシャツとスラックスに着替えた理玖が立っていた。しかし、凜の顔を見るなり、その端正な眉が鋭く顰ひそめられる。

「……どうした、その顔色は」

 低く、射抜くような声。

 理玖が歩み寄り、凜の顔を覗き込むようにして見下ろした。

「え……
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